床や壁は傷がつきにくく、汚れが付きにくい建材を

ペットはいまや家族に一員。でも人とは体の構造や習性が異なるため、一緒に暮らすためには、必要に応じて居住環境を整えてあげる配慮が求められます。
ペットリフォームにおいて、内装については以下のような点に留意すると良いでしょう。
◆床材
一般的なフローリングだと、犬や猫は足を滑らせやすく、股関節に大きな負担がかかってしまいます。歩行時の滑りや爪痕などに配慮した表面加工のペット対応床材などを選びたいもの。また、表面に防水を・抗菌性がある床材だと、食べこぼしや抜け毛などの日常の汚れが付きにくく、お掃除も楽になります。
◆壁材
犬や猫にはお気に入りの場所に体をこすりつけたり、引っ掻いたりする習性があります。つめが引っかかりにくく壁紙を貼ったり、表面を強化した板材を腰壁に使ったりすると、傷や汚れが付きにくくなります。
◆防臭・調湿
内装に珪や漆喰などの湿気を吸ったり放出したりする素材を使用すると、ペット特有の臭いが抑えられます。合わせて換気や空調お設備なども性能のよいものに交換すると効果的です。
夏・冬も適温を維持するための建材・設備でかい的な環境

人間は衣服等で気温の変化に対応しますが、犬や猫の中には低温や高温が苦手な種類もいます。夏や冬でも外気温の影響を受けにくく、適温を維持しやすい住まいであれば、人もペットも健康的に暮らせます。
◆床暖房や全館空調
放射によって熱を広げる床暖房や、高気密・高断熱の室内を均一な環境に保つ全館空調は、人にもペットにも快適な温熱環境をもたらしてくれます。ペットだけでお留守番する際も安心です。
◆内窓
既存の窓の内側に「内窓」を追加し、二重窓にすることで、室内の断熱性や気密性は大きく向上します。防音・遮音の性能も高まるので、近隣への鳴き声の配慮としても有効です。外からの騒音を減らし、静かな環境を作ることができるので、音に反応してしまう敏感なペットのストレスを軽減することにもなります。
ペットの習性を配慮してひとつの工夫

犬や猫はそれぞれ特有の習性があります。ペットリフォームの際、下記のようなちょっとした工夫を施してあげるだけでも、お互いに居心地よく暮らせるようになります。
◆キャットウォーク
猫は自分の縄張りの中を自由に歩き回るのが大好き。特に高い位置など周囲を見渡せる場所に陣取って、家族の様子や屋外をみています。そうしたキャットウォークを設けることで、猫の運動不足解消にも役立ちます。梁を利用したり、棚状の足場を上がっていける専門の場所を設けることで、猫が安心して遊べるようになります。
◆ペット専用スペース
身の危険を感じることなく、犬や猫が安心して休めるスペースをリビングなどのそばに用意してあげると、落ち着いて暮らせるようになります。特に狩猟犬の習性のある犬種では、階段下など天井の低い場所が大好きですので、そうしたところに居場所を作ってあげるとよいでしょう。
◆ペット用ドア
壁にペットがくぐれる専用のドアを付けてあげると、人が開け閉めしなくても犬や猫が自分のペースで部屋を行き来できるようになり、ペットも飼い主もストレスなく過ごせるようになります。冷暖房費が節約できるというメリットも。
庭や玄関ポーチもペットとのふれあいの場に

庭やベランダに遊び場を作る場合には、敷地外への飛び出し、転落事故などを予防する必要があります。ペットの体型や運動神経などに合わせた高さのフェンスや併を巡らせるのも一つの手です。そのほか、外回りについては以下のような配慮もオススメです。
◆門扉
犬を散歩させるとき、用意が整う前に待ちきれずに道路へ飛び出してしまう、という事故もありえます。心配なときは、玄関先に門扉を設置して予防するという方法も。
◆立水栓
玄関先などに立水栓を設置すると、お散歩から帰ってきたとき、簡単に足を洗うことができます。
◆スプロップシンク
ペットの入浴ように、シンクが広くシャワー機能がある洗面台、スロップシンクなどを洗面室などに設置しておくと便利です。
◆ガーデンルーム
リビングやダイニングから続くガーデンルームを設置すると、ペットとの遊び場にもってこい。半戸外の開放感を楽しめます。

